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恋愛・結婚に限らず、仕事や人生、ライフプランのすべてにおいて「誰かの受け売り」を信奉して、体現してきたタイプ。大学進学のときは「経済学部ならつぶしがききそう」という理由で学部を選び、就職活動をするときは「大手企業なら安心」となんの迷いもなく進路を選んでいる。結婚も「このくらいの年齢になったら結婚するもの」といった感じでしている。一見すると自分で望んで人生を選択しているように見えるが、よくよく聞けば世の中の風潮に流されていることが見えてくるタイプ。「交際3年で結婚するもの」といった考えも信奉しがちなので一瞬、責任感のあるナイスガイのように感じてしまうが、それも他人に流されているだけだったりする。
若いうちはこうした発想でも乗り切ってこられたが、年齢を重ねるごとに人生は変化して、転機を迎えるのが世の常。子どもが生まれた、といったプライベートでの変化はもちろん、「気づけば年収が頭打ちになった」「転職の必要に迫られた」といった人生の転機に弱いタイプである。
ひとたびこうした転機に遭遇すると「自分の人生はなんだったんだろう。満員電車に詰め込まれ、出社すれば取引先に頭をペコペコし、帰宅すれば子どもの世話……こんな人生を送りたかったんだっけ?」と急にむなしさを覚える。
このタイプにとっての不倫は、このような現状を打ち破る、起死回生のドリームであり最高の現実逃避なのである。不倫に走らなかったとしても、怪しげなビジネスや高額の自己啓発セミナーなどにハマるパターンも多く、いろいろ心配なタイプでもある。
第三者の目には「今までの人生、よく考えずに流されて生きてきたから、打たれ弱いんだね」としか見えないが、本人にはその自覚はない。打たれ弱いがゆえ「仕事でうまくいかないことがあった」「家庭がギスギスして居心地が悪い」と感じるような状況に直面すると、不倫をはじめとする「現実逃避」的な行動を取り始める。流されて生きてきたためストレス解消になるような趣味もなく、仮に「流されて」趣味を持ったとしても、楽しめるだけの教養も好奇心もないので結局スッキリしない。さりとて、転職して自己実現をはかる、家庭にコミットして子育てに力を入れる、といった意欲もない。頑張らなくても自分を受け入れ、肯定してくれる場所が欲しい。ゆえに、不倫に「逃げ道」を求めるのである。
仕事などで辛い思いをしたり、妻に冷たくあしらわれた直後に、優しく接してくれた女性のことを「つい」好きになってしまう、というパターンが多い。
「なんか……疲れちゃって」
不倫相手に手料理を作らせるなどの家庭ごっこをしがち
80%
このタイプの場合、妻からの説得や泣き落としといった「がっちり向き合う」形で解決を試みるのは、逆効果であることが多い。ただでさえ現実逃避したい気持ちになっているところに「束縛されている」「気詰まりだ」などと、被害者意識を高める結果になり、ますます現実逃避に走らせる可能性大。追い詰めすぎると抑うつ状態に陥ることもある。
妻にとって救いとなるのは「現実逃避がしたい」という動機で不倫に走っている、という点。このような態度が、次第に不倫相手も苛立たせ、居心地の悪い関係になるのも時間の問題。不倫相手との関係に隙間風が吹き始めると、不倫相手との交際のストレスから現実逃避する場所として、家庭を選ぶという愚かなループをたどることもある。不倫をした夫であっても受け入れて、関係を継続していきたい場合は、追い詰めるよりは居心地のいい空間を作る、相手を肯定するといったアクションを妻が積極的に取るのがおすすめ。
「自分には帰る場所がある」と思わせることに成功し、「これからは一緒に家庭を作っていこう」「悩みがあるなら共有しよう」と、不倫をした夫を丸ごと肯定する形で話ができれば、大抵は丸く収まる。
離婚する決意を固めたのであれば、現実逃避タイプの証拠固めは比較的、容易。「いつものパターン」を繰り返しやすい性格なので、不倫相手との待ち合わせや、よく行く飲食店、ホテルなどもパターン化している可能性が高い。
主な特徴、
・子供のころ、子猫をひろってきたことがありそう
・手編みのマフラーを作ったことがありそうな雰囲気
・やさしくっておとなしい、後ろから声をかけられるとビクってしちゃう
・人に優しく、が座右の銘
いい子の仮面をかぶった天然の小悪魔かも。優しさとは「自分がされたらうれしいこと」などと考えるのは子供と同じだよ。経験を糧にできないから恋も仕事も同じ過ちを繰り返しがちじゃないの。あなたの無邪気な一生懸命は、「分別」学ばない限り迷惑でしかないと覚えておいて。
<記事:Ozzy>
妻や彼女に対する最大の背信行為、不倫・浮気。しかし残念なことに、一定数の男はその愚を犯す。そしてこの世の女たちも、目の前の男に配偶者や彼女がいると知りながら関係を持つこともあるのが現実である。ゲスオ図鑑ではその生態を暴き、配偶者や彼氏がいるすべての女性が「もしも」の際にその生態や心理を読み解くことを目的とする。さらに独身女性にとっても、不誠実な関係を持ったばかりに人生を無駄にしないよう、参考にしていただくことを目指している。
誰かに恋をしたり、愛したり。そこには人の数だけドラマが生まれます。とはいえ、そのドラマは必ずしも素敵なもの、とは限りません。出会って恋に落ち、結婚をした二人でも、別れを迎えることもある。恋が道ならぬモノであることも、少なくありません。
私たちを取り巻く「恋愛事情」や「夫婦の関係」は時代とともに、大きく様変わりしてきました。
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