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駅のホームで二羽の鳩が重なっているのを発見したあの日。「見て! 鳩さんが仲良くしてるよ!」と叫んだときの、親のバツの悪そうな顔。そして、周囲の大人たちの失笑。大人たちの反応の理由が分からず困惑した幼き日の思い出も、自分が大人になった今なら納得である。
しかし、世の中には“秘め事”に対する節度や羞恥心が、鳩と大差ない人種がいる。それが、性獣タイプである。本能のおもむくままに「昼休みにサクッとセックス」「外回りのついでにパッと一発」「飲んだ帰りにビルの非常階段で一本勝負」といったことなど日常茶飯事。当然ながら社内不倫も多く、社内の密室化しやすい場所、例えばサーバールームや資料室、会議室は彼らにとっては、もはやラブホテル。もちろん、着衣のままのセックステクにも長けている。
ただし、お相手を喜ばせよう! というよりは己の性欲処理が主目的なので、テクニックはワンパターン。かつ、サクッとパッと超時短プレイのため、大して上手くもなかったりするのである。
性獣タイプの場合、不倫に至った理由は「やりたくて」という5文字に尽きる。もはや不倫ですらない。ただ「やりたい」のである。そこにドリームも純愛もなく「催した」という感覚だ。そう、彼らのいう「ムラッとした」は「トイレいきたい」と同義である。
やりたくて
「ただの性欲処理だよ」
社内外に竿姉妹を作る
本人に不倫という意識はないので判定不能
性獣タイプの場合、相手の女性と深い仲になることはまずない。彼らの認識としてはせいぜいセフレ。関係の深入りを避けるべく、心理的な距離をおきながら肉体関係を持つ。万が一、女性が本気になった場合でも、本人は性欲処理と思っているため離婚という選択肢は想定していない。竿姉妹が何人いようとも妻の許容範囲なのであれば、適当に泳がせながら加齢による性欲減退を待つ、というのもひとつの手だ。
妻であるあなたが「生理的にムリ」「倫理的に許せない」という状態になっている場合、まずは別居して婚姻費用をもらいながら、証拠固めに精を出して有利な形での離婚に持ち込むのがおすすめだ。このタイプの場合「帰宅した夫のパンツがなぜか裏返しになっていた」といった状況証拠をつかむのは比較的、容易だろう。とはいえ、昼休みに「サーバールーム」「会議室」「資料室」など社内の密室環境で行為におよんでいる場合、不貞を証明する物的証拠を集めるハードルが高くなる可能性がある。このような場合、裁判でも使える証拠をどのようにして集めるか、ということについてプロ中のプロである、探偵事務所に相談するのが好ましい。
性獣タイプには、2つの弱点がある。ひとつ目は避妊だ。獣のように本能のおもむくままに行為に及びがちな彼らは、人類にはバースコントロールが必要であるという認識が薄い。普段、ゴムを着用していても相手が「今日は大丈夫」と言えば、信じてしまう無邪気なところがある。3か月後にエコー検査の画像を見せられて「ハメているつもりが、ハメられていた!」ことに気づくという展開も十分に予想される。
ふたつ目は「やりたくて」で先走った結果、「お互い、軽い気持ちだよね?」という根回しが不十分だったために、本気になった相手がストーカーと化すなど、大問題に発展する可能性を秘めているという点だ。
この2つの弱点、および社内で頻繁に行為に及んでいた事実が明るみになるなどして、大騒ぎになった結果、事実上の懲戒免職を余儀なくされることもあるだろう。
主な特徴は、
・ふんわり、ぼんやり、恥じらいの境界線もゆるく服装にスキが多い
・彼氏はいるけど自由奔放。押しに弱くて断れない
・いろいろ考えるのが苦手
ある意味、男性にとっての女神的存在。周囲の男性からも可愛がられていそうだけど、結果として職場の女性に嫌われがちだよね。だからといって、好みの男から求められれば断れないってのは頭おかしい。もうちょっとしっかりしようよ、そのままでもいいけどさ。ってね、私の言葉もフワフワしてしまう。
<記事:Ozzy>
妻や彼女に対する最大の背信行為、不倫・浮気。しかし残念なことに、一定数の男はその愚を犯す。そしてこの世の女たちも、目の前の男に配偶者や彼女がいると知りながら関係を持つこともあるのが現実である。ゲスオ図鑑ではその生態を暴き、配偶者や彼氏がいるすべての女性が「もしも」の際にその生態や心理を読み解くことを目的とする。さらに独身女性にとっても、不誠実な関係を持ったばかりに人生を無駄にしないよう、参考にしていただくことを目指している。
誰かに恋をしたり、愛したり。そこには人の数だけドラマが生まれます。とはいえ、そのドラマは必ずしも素敵なもの、とは限りません。出会って恋に落ち、結婚をした二人でも、別れを迎えることもある。恋が道ならぬモノであることも、少なくありません。
私たちを取り巻く「恋愛事情」や「夫婦の関係」は時代とともに、大きく様変わりしてきました。
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