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依頼者 :妻B子 30歳(専業主婦)
ターゲット:夫39歳(自営)
結婚歴 :5年
浮気相手 :独身女性31歳
都内に住む妻B子さん30歳は、結婚4年、3歳のお子さんがいます。夫は自営業をされており、流行りのパーソナルジムを経営。妻B子さんは夫が経営するジムで知り合い、そのまま結婚されたそうです。
夫はイケメンで職業柄社交性が高く、その上パーソナルジムの顧客はモデルや夜の仕事の女性も多いそうです。妻B子さんも夫のジムで口説かれて結婚したわけですから、もともと不安が絶えなかったそうですが、あることがきっかけで夫の浮気を疑うようになりました。
夫は、お酒も飲まず、趣味のクルマ以外は仕事一筋に見せる生活をおくっています。休みの日に夫と出かけるときは家族用のクルマを使うのですが、たまたま車検にクルマを出したときに、夫は代車のクルマが気に入らなかったのか、夫専用のクルマに久しぶりに乗ることになりました。
しかしB子さんは、その代車に乗った瞬間、なにか違和感を感じたそうです。その正体は女性の化粧品の臭い。ほんのわずかな違和感だったそうですが、女性経験豊富、用意周到で繊細な夫ですから、そう簡単にぼろは出さないはずだそうです。どうやら、たまたまクルマの消臭剤が切れていたことが原因のようでした。
また、夫は食事に無頓着で、プロテインやサラダチキンなど、とにかくカロリーと栄養管理をしっかり自分で行うタイプ。炭水化物はまず取りません。
しかし、ある日の夜、今日は昼間のアイドルタイムで箱根までドライブに行って、人気のうなぎ屋で遅めのランチを食べたから、晩ご飯は食べないというのです。家族での外食はよく行きますし、夫がアイドルタイムにドライブに行くことも知っています。しかし、行列の店に一人で並んで、そんな高カロリーなものを食べるとは思えない、絶対におかしい、ということでした。
夫のとの結婚の経緯や仕事の内容もあって、結婚当初より不安の絶えなかった妻B子さん。今回の出来事がキッカケで、とにかく何もなければそれでいいので、安心したいと相談に来られました。
今回の調査は大変でした。夫は、かなり神経質な方で、情報もわずかな妻B子さんの勘に頼った確信しかありません。職場も都心の閑静な住宅街で、張り込みなども難しい状況でした。想定される浮気相手も、一般のOL等ではないかもしれないので、数回にわたって早朝から帰宅するまでを監視しました。
妻B子さんの話によれば、仕事の合間のアイドルタイムに、夫は愛車でドライブやクルマの専門店へ出かけることが結構あるそうです。経験上、時間の自由になる経営者で、相手も一般の会社員でないとすれば、日中に合う可能性も高いはずです。
ポイントは、アイドルタイムのスケジュール。顧客のスケジュールは夫のジムに行けば、パソコンから見ることができるので、妻B子さんの協力を得て、毎週火曜・木曜が可能性が高いと予測して張り込みました。
都合4回の張り込みで、相手の特定が完了
妻B子さんは離婚前提ではなかったので、費用のこともあり、いったん調査を打ち切って、今後の相談をすることに。
その場に泣き崩れる妻B子さんでした。
「夫は、評判も良く、優しい人で、女性の扱いも上手。モテることは判っていましたが、まさか、本当に浮気をしているなんて。」
今後、相手から慰謝料を請求するのであれば、不貞行為を証明するためには少なくともラブホテルなど、もう一回以上、浮気相手の女性と一緒に出入りするところを抑えなくてはならない旨伝えたところ、
「許せません。きちんと証拠が成立するまで調査お願いします。」
ということになりました。
これまでのレポートにも書いてきましたが、男性の浮気は、本気になることはあまりありません。浮気がバレれば妻に平謝りして許しを請うケースが大半です。妻が、夫を許せれば、やり直すことができます。
今回のケースでは、最終的に、ラブホテルに行くところを押さえることになりました。
浮気相手には調査費用の一部を含む損害賠償と慰謝料の請求をすることになり、夫が妻に平謝りしていったんは収まる方向になりそうです。
わずかな違和感から浮き彫りになった夫の浮気。探偵が動けば、浮気は必ずバレるものなのです。
まだデータがありません。
誰かに恋をしたり、愛したり。そこには人の数だけドラマが生まれます。とはいえ、そのドラマは必ずしも素敵なもの、とは限りません。出会って恋に落ち、結婚をした二人でも、別れを迎えることもある。恋が道ならぬモノであることも、少なくありません。
私たちを取り巻く「恋愛事情」や「夫婦の関係」は時代とともに、大きく様変わりしてきました。
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