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浮気・不倫調査

浮気調査:浮気部屋を隠し持つ夫、マッチングアプリ婚の悲劇と激怒した親の報復!【レポート005】

探偵への浮気調査の原因、マッチングアプリがキッカケの結婚はリスクが高い

今回の浮気調査依頼者

家族構成
夫 20代後半(会社員)
妻 20代後半(専業主婦)
子 生後半年

相談者、依頼者の方の年齢層は20代から70代までと幅広く、最近では、20代の方からのご相談が増えつつあるという印象です。結婚しているケースもありますが、恋人の浮気調査もありますし、交際相手の方の身元調査の場合もあります。ほかにも、息子の恋人がおかしい!と、親御さんからの相談も少なくありません。

これらのケースで、最近増えているのが、マッチングアプリが絡んでいることです。

マッチングアプリがきっかけの結婚は、相手の浮気に悩むケースが多い

マッチングアプリなどで知り合って、お付き合いするケースの場合、相手の素性がよく分からないといったご相談が大半になります。住所や職業だけでなく、既婚者がウソをついているケースもあり、お付き合いしている相手に対して、

  • 平日しか会わない
  • 恋人が家に招いてくれない
  • 住所すら教えてくれない
  • 勤務先の名刺もくれない

といった素性を明らかにしない様子にモヤモヤしてご相談されるケースが目立ちます。結局のところセックスをする以外のお付き合いがないなどを理由に、不安に駆られて、相手の調査を依頼に来られます。

男女の出会い方が変わってきているのもあるのでしょうが、相手のことをよく知らないままに、交際してスピード結婚してしまうことも増えているようですね。

探偵の元には不倫調査だけでなく恋人の浮気調査、身元調査の依頼もある
恋人の身元調査が増えつつあるのはマッチングアプリが関係している可能性がある
出会ってすぐにスピード結婚した夫が、あっという間に不倫夫になったお話

今回のケースは20代のご夫婦。調査をしてみると、妻が、夫から聞いていたこととまったく実情が違っていました。

夫は妻に秘密の部屋で浮気をしていた

それは次のような内容でした。

  • 夫が妻に『残業が多い』と言っていたが、実は水商売系の仕事を掛け持ちしていた
  • 独身時代から借りていた部屋を結婚後も引き払っていなかった

もちろん、浮気をしていたのです。

妻はWワークや部屋を借りっぱなしというウソには気づいていませんでした。ただ、結婚後に夫の行動を怪しむようになって、弊社に調査依頼をされたんです。

夫は、出張と偽り、借り続けていた部屋で寝泊まりしていました。夫婦は、いわゆる授かり婚で、奥さんは当時、専業主婦です。お子さんは生後半年ぐらい。出会ってすぐに妊娠して結婚し。そして出産です。慌ただしい日々でしたので、ご主人の偽りにも気づく余裕がなかったのでしょう。

出会ってすぐに授かり婚した2人
ところが子どもが産まれた直後から夫の様子に違和感
なにかおかしいと思った妻は探偵事務所に依頼 夫の驚きの事実が明らかに
探偵事務所の調査の結果、妻も知らなかった事実が次々と判明。もちろん不倫している、出張ではなく別宅へ宿泊。残業ではなくWワークだった

浮気調査結果報告後、夫は帰ってこなくなった

調査そのものは、さほど難しくはありませんでした。ただ、奥さんが産後まもなく、というタイミングだったこともあって『これ、報告して大丈夫?』って心配になりました。

とはいえ、事実をありのままにご報告しなくてはなりませんから、奥さんご連絡したんです。そうしたら、もう、その時点でご主人はまったく家に帰ってこなくなっていまして。まあ、独身時代から借りていた部屋にいるわけですが。どうやら、出張が多いことや帰りが遅いことを奥さんにとがめられ続けたことで、まったく家に帰らなくなってしまったのです。

浮気がわかった時、問い詰めれば逆効果になる

問い詰めれば、ますます夫婦関係の修復が難しくなってしまいます。といっても、思わず問い詰めてしまった奥さんの気持ちも無理はありません。赤ちゃんがいて、色々と大変な時期でしたし。

奥さんは産後まもなくて、赤ちゃんをかかえてこれからどうしよう?となりますから、やはり実家の親御さんを頼っていました。したがって、調査の報告には、ご両親も同席されました。

探偵に妻が連絡を入れると
夫は家に帰ってこなくなっていた
探偵の調査報告には妻の両親も同席
誰もがこの不倫夫を懲らしめてやりたいと思う

浮気夫の調査結果をもとに、妻の両親と一緒に報復を考える

  • 夫よりも5歳ぐらい年上の独身の女性と不倫
  • 外でデートして、どちらかの家に泊まってる
  • 週に2回程度だったが、最近では家に帰らないので、毎日。
  • 不倫相手にも独身と偽って付き合っていた

奥さんのご両親は激怒です。偽りの上に偽りを重ねていたわけですからね。離婚一択といったケースです。報告の際には、今、寝泊まりしている場所や勤務先、不倫相手の素性も分かっているので、今後のことは落ち着いて考えてください、と申し上げました。

私たちが懲らしめることはできないのですが、お気持ちはわかります。ご相談や報告の時に、赤ちゃんを連れて見えていたんですけどね。なにもわからない赤ちゃんが笑っているのを見たら、慣れているはずの我々でも、思わず何とか懲らしめてやりたいと思ったほどです。

報告後は、カウンセラーを通じて事後の処理を詰めてゆきます。今回の場合、奥様のご両親がご一緒でしたが、ご両親の意見は、

  • 奥さんのお母様は「普通に離婚する、というわけにはいかない」
  • お父様は娘のことを思って激高中

結局のところ「お金で解決するしかない」ということになりました。

反撃開始よ 妻の母が立ち上がった

離婚の方法によって慰謝料や養育費が変わる⁉

妻の母が考えたのは、協議離婚で慰謝料めいっぱい取ってやる作戦
離婚には3つのステップがあり 協議離婚 調停離婚 裁判離婚 メリット・デメリットもそれぞれ
協議離婚の最大の魅力 慰謝料・養育費が言い値でイイネ 希望の金額をゲットしやすい

離婚には3段階のステップがある

離婚には協議離婚、調停離婚、裁判離婚があります。協議離婚は双方の話し合いなんですが、それがこじれると調停員を立てて話し合いの場を設ける、調停離婚に進みます。調停でも決着がつかないと、裁判となり、離婚には3段階のステップがあります。

そもそもいきなり裁判はできません。ステップを踏む必要があります。夫婦の話し合いだけでは離婚できずに調停になると、慰謝料や養育費の金額は、算定表にもとづいて決定します。この算定表による金額は支払う側の経済状況や婚姻期間などによって決まるのですが、慰謝料ならば数十万円から数百万円になります。一方、協議離婚の場合は慰謝料も養育費も言い値で決められます。

離婚の慰謝料、養育費の請求金額

  • 調停離婚→算定表で計算
  • 協議離婚→言い値(養育費の支払いが滞った場合、給与の差し押さえなどの強制執行もできる)

今回のケースは、調停離婚にしてしまったら、妻をだまし続けた夫は、慰謝料や養育費を素直に払い続けるようには思えない。そう妻の母親は考えたのです。婚姻期間も短いので、算定表に基づく金額ではあまりとれない。妻に内緒で仕事を掛け持ちしていたり、黙って部屋を借り続けて不倫していたといった素行から判断されました。

夫の別宅へ妻の両親が突撃
夫の両親も登場 夫は大パニック
関係者一同でファミレスへ移動 妻の母が依頼していた弁護士が待機していた
その場で必要書類に署名・捺印 離婚成立 慰謝料は夫の両親が立て替えることに

二重生活をしていたのですから、お金をいっぱい持っていそうにも思えません。しかし、慰謝料をもらう側としたら、お金の出どころなんて関係ありませんから、がっちり請求をすることになるわけです。

協議離婚で有利な結果に導くには知識が必要

報復のポイント

  • 浮気夫が、会社に内緒で水商売の副業を行っていた。
  • 勤め先の会社は副業を許可していない。
  • 調査してみたら、就業規則に違反していた。
  • 副業先の水商売は反社に通じていた。
  • 妻の母は、会社を経営しており、雇用問題に明るい。

経営者の目線で考えると、調査で明るみになった数々の偽りは、夫の勤め先の解雇事由にもあたると判断。
それらの下調べと準備の上、不倫夫の潜伏先である部屋を、突撃訪問したのです。

結果、調査報告と合わせ、素行時滞納問題を「勤め先にも報告すます」と伝えたところ、即座に平謝りでおとなしくなりました。

最終的に、

  • 会社には今回の浮気の件は秘密にする
  • 会社に副業の県も秘密にする
  • 慰謝料を払って離婚
  • 慰謝料は不倫夫の親御さんが立て替える
  • 母親の会社の顧問弁護士が待機、その場で離婚届けを始めとする、もろもろの書類にサインさせた

もう、お見事すぎて、我々も気分がスカッとしました!それくらい、妻の母親の手際はよかったです。

マッチングアプリで交際を始めるリスク

じつは、交際相手の身元調査の依頼者は男性も少なくありません。付き合ってしばらく経っても、友達や同僚、家族を紹介してくれない。家に誘ってくれない、勤め先をはっきり教えてくれない、といったパターンは要注意です。男女ともに気を付けたいのですが、とにかく、マッチングアプリなどで、簡単に出会えることの弊害だと感じています。

そもそも簡単に知らない男女が出会えること自体がどうなのでしょうか?すくなくとも、リスクをしっかり理解した上で検討してくださいね。

※本コラムは実際のケースを元にプライバシーに配慮をした形で再構成したものであり、実在する特定の人物のエピソードではありません。


企画・編集:CiaoLab編集部
記事:CiaoLab編集部
イラスト:ハリコ
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